映画監督の濱口竜介さんの出身高校や大学の偏差値などの学歴情報をお送りいたします。監督作「ドライブ・マイ・カー」で注目を集めた濱口さんですが、実は勉強も非常に得意で「超」のつくような進学校に通学していました。学生時代のエピソードや情報なども併せてご紹介いたします
濱口竜介(はまぐち りゅうすけ)
1978年12月16日生
身長非公表
血液型非公表
神奈川県出身の映画監督
本名同じ
以下では濱口竜介さんの出身高校や大学の偏差値、学生時代のエピソードなどをご紹介いたします
濱口竜介の学歴~出身大学(東京大学・東京芸術大学大学院)の詳細
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出身大学:東京大学 文学部 偏差値68(超難関)
濱口竜介さんは高校卒業後は、国内最難関の東京大学に進学をしています。
ただし現役での合格ではなく、1年間の浪人生活を経ての進学です。
東京大学を受験した理由についてはインタビューで次のように話しています。
「東大を受けたのは、単に父も兄も東大だったんです。同じ家庭にいると、特に兄との間にそこまで学力差があるというふうには思えなかった(笑)。それであまり多くを考えずに受けたんですけど、兄は現役で行って、僕は1年目、落ちたんです。『やっぱり、あの当時の学力で受かるはずがなかったな』と浪人中に勉強したときに思いました。」
濱口さんは当初から文科Ⅲ類を志望しており、大学入学後のことについては次のように話しています。
「文Ⅲに入ったときの印象というといろいろあるんですが、単純に言うと『世の中にはこんなに頭のいい人がたくさんいるんだな』ということを、大学の5年間をかけて知っていくという感じだったと思います。」
大学では文学部に在籍して、芸術学などを学んでいました。
また大学時代は映画研究会に在籍をして作品制作をはじめていますが、当初は映画監督の名前なども全く知らずプレッシャーを感じつつもサークルに入り浸っていました。
そして濱口さんは美学芸術学研究室に進んでおり、このことについては次のように話しています。
「自分の興味のフォーカスが基本的にほぼ映画だけに向いていくということを感じたので、美学芸術学研究室なら映画の勉強ができるのではないかと思い、進みました。」
しかしこの研究室では映画の授業はなく、卒論のテーマで映画が選択できるというだけでした。
濱口さんは卒業論文のテーマは「ジョン・カサヴェテス」だったと話しており、当時のことについては次のように振り返っています。
「カサヴェテスの作品って、ごく普通の一般的な映画として考えると非常に変なんです。人がダラダラと物語を進めるでもなく呑んだくれて歌ったり、ありえないレベルの喧嘩がずっと続いたり。人によっては苦痛に感じると思うのですが、僕はとても好きだったんです。2000年に『ハズバンズ』を観て感動して、映画をちゃんと撮ろうと思ったのはそれからだと言っていいと思います」
なお濱口さんは大学卒業後はADや助監督としてテレビ番組や映画の現場で働いていましたが、東京芸術大学大学院に映像研究科が創設されたため仕事を辞めて、2度目の受験で合格して進学をしています。
この大学院では当時教鞭をとっていた映画監督の黒沢清さんらから学んでいます。
ちなみに黒沢さんは当時から濱口さんの脚本のセリフは面白かったと述べています。
また大学院時代から短編映画の監督を務めています。
濱口さんは大学院卒業後は、助監督やドキュメンタリー映画などの監督を務めていました。
40歳だった2018年の「寝ても覚めても」ではじめて商業映画の監督を務めましたが、この作品はいきなりカンヌ国際映画祭に出品されています。
さらに2021年に公開された監督作品「ドライブ・マイ・カー」は、翌年にアカデミー賞の作品賞や監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門にノミネートされました。
日本の映画作品がアカデミー賞で最重要の作品賞にノミネートされるのは、史上初の快挙です。
今後の監督作品にも注目ですね。
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濱口竜介の学歴~出身高校(千葉県立東葛飾高校)の詳細
出身高校:千葉県 東葛飾高校 偏差値72(超難関)
濱口竜介さんの出身高校は、県立の共学校の東葛飾高校です。
この高校は1924年開校の県立校で、古くから千葉県内ではトップクラスの進学校として知られており、県立千葉高校、県立船橋高校とともに「千葉公立御三家」と呼ばれるほどです。
また同校の2021年度の主な進学実績は次の通りです(浪人生含む)。
東京大学:3名
京都大学:7名
一橋大学:7名
東京工業大学:9名
早稲田大学:90名
慶応義塾大学:42名
上智大学:27名
濱口さんはこの高校に一般受験で入学しており、かなりの学力を有していました。
高校時代から1人で映画を観に行くことが多くなったとインタビューで話しています。
ただし当時は小遣いが少なく、アルバイトもしていなかったので、月1、2本観ることができればいいほうだったそうです。
それでも近所のレンタルビデオ店に通って多くの映画を観ていました。
また濱口さんは高校時代は「スワロウテイル」や「リリイ・シュシュのすべて」などの作品で知られる岩井俊二さんの作品にハマっていたとのこと。
「高校時代は岩井俊二監督でしたね。岩井俊二監督の作品をテレビで観て、「これは自分が知っているドラマとかと違うな」と思って。千葉から東京に行って岩井俊二監督の作品をミニシアターで観たり、そういうことを高校生の時から始めました」
なお濱口さんは前記のように1年間の浪人生活を経験していますが、浪人時代は将来への不安もあってかなりのストレスだったとのこと。
【主な卒業生】
サンプラザ中野くん(ミュージシャン)
穂志もえか(女優)
福田成美(フリーアナウンサー)
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濱口竜介の学歴~出身中学校の詳細
出身中学校:不明
濱口竜介さんの出身中学校は、千葉県内の公立校のようですが校名などは不明です。
出身高校には系列の東葛飾中学校(偏差値64)が併設されていますが、2016年開校なのでこちらの中学校の出身者ではありません。
小学校時代までは父親の仕事の影響で各地を転々としていましたが、中学校時代から父親が単身赴任になったので3年間千葉県内で過ごしたことをインタビューで明らかにしています。
濱口竜介の学歴~出身小学校の詳細
出身小学校:不明
濱口竜介さんの出身小学校は不明です。
家族構成は両親と兄の4人家族のようです。
父親は公務員で、小学校時代までは各地を転々としてことをインタビューで明らかにしています。
「僕は父親が公務員だったので2年に1回ぐらい移転するような生活を送っていました。神奈川県川崎市で生まれて、すぐ大阪に行きまして、2歳くらいのときにイランに行き、3年ぐらいいてまた大阪へ戻って、茨城、新潟、岐阜」
何度も転校を繰り返してきましたが特に嫌な思いをすることもありませんでしたが、毎回場所が変わることから全国どこに行っても変わらないような漫画やテレビ、ゲームが生活の中心だったと言います。
濱口さんは当時のことについて次のように話しています。
「昼休みにサッカーでディフェンダーとかやって股抜きされるよりは、図書館にいるほうがずっと好きでしたね。」
なお小学校時代から勉強が得意で、学校の成績は優秀でした。
以上が濱口竜介さんの学歴と学生時代のエピソードのまとめです。
2022年に監督作品「ドライブ・マイ・カー」がアメリカのアカデミー賞にノミネートされて、世界的な注目を集めています。
特に作品賞でのノミネートは日本映画初の快挙です。
今後のさらなる活躍にも期待が高まります。
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