吉野彰の学歴|出身大学高校や中学校の偏差値と学生時代のエピソード

 

2019年10月にノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんの出身高校や大学の偏差値などの学歴情報をお送りします。意外なことに熱中した大学時代や科学に目覚めた小学生時代など、学生時代のエピソードなども併せてご紹介いたします

 

吉野彰(よしの あきら)

 

 

1948年1月30日生

 

大阪府吹田市出身の研究者

 

以下では吉野彰さんの出身高校や大学の偏差値、学生時代のエピソードなどをご紹介いたします




 

吉野彰の学歴~出身大学の詳細

 

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出身大学:京都大学 工学部石油化学科 偏差値63(難関・現在)

※現在は工業化学科

 

 

吉野彰さんは高校卒業後は、最難関国立大学の京都大学に進学しています。

 

在籍したのは工学部石油化学科で、現在は工業化学科になっています。

 

なお現在は繊維などの化学工業系の学部や学科は敬遠され気味で偏差値も超難関とは言えませんが、吉野さんが在籍した当時は花形産業のひとつだったことからレベルもかなり高かったと推測されます。

 

また当時は高度経済成長期の真っ只中で新素材を次々に開発する化学工業が脚光を浴びていたこともあって、この学部のこの学科に進学しています。

 

ちなみに当時は石油化学を学んでおり、ノーベル賞を受賞したリチウムイオンとは無縁でした。

 

吉野さんは大学時代は水泳部に入部しましたが、入部早々の4月からプールに飛び込まされたことから「冷たくてたまらんのですぐ辞めた」とインタビューで述べています。

 

その後は考古学同好会に入り直していますが、物的証拠を積み重ねて論理を構築することを繰り返したことにより、「論理的に物を見ることを養った」と語っています。

 

ちなみに後に結婚することになる奥さんの久美子さんは他大学の出身者ですが、同じ考古学同好会に所属していました。

 

大学卒業後は京都大学の大学院工学研究所石油化学専修の修士課程に進学しています。

 

ただし吉野さんはその時点では大学での研究者の道を選ばずに、修士課程修了後は大手繊維メーカーの旭化成に入社しています。

 

なお吉野さんは2005年に大阪大学で博士号を取得しており、2017年からは名城大学で教授を務めています。

 

旭化成に入社したのは「企業は開発の第一線に立ち、新製品を出すという目標がはっきりしている。大学に残るより面白そうだ」と感じたのが理由でした。

 

1990年代から携帯電話やノートパソコンなどに使用されるリチウムイオン電池の開発に携わっています。

 

そして2019年10月にノーベル化学賞を受賞しています。

 

 

ちなみに吉野さんがノーベル化学賞を受賞したのは、リチウムイオン電池に炭素系の電極を用いて高温になることを防ぐノウハウを発見したからです。

 

ノーベル化学賞は対象分野が広いことから受賞が比較的困難として知られており、10年ほど前から候補として名前が挙がっていましたがようやくの受賞となりました。

 

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吉野彰の学歴~出身高校の詳細

 

出身高校:大阪府 北野高校 偏差値76(超難関)

 

 

吉野彰さんの出身校は、府立の共学校の北野高校です。

 

この高校は1873年開校の伝統校で、これまで政財官界に多くの人材を輩出していることで知られています。

 

吉野さんは高校時代は普通の学生だったとインタビューで述べています。

 

ただし高校時代のエピソードや情報などはほとんど見当たりませんでした。

 

【主な卒業生】

橋下徹(元大阪府知事)

有働由美子(アナウンサー)

阿部純子(女優)

 

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吉野彰の学歴~出身中学校

 

出身中学校:大阪府 吹田第一中学校 偏差値なし

 

 

吉野彰さんの出身中学校は、地元大阪府吹田市内の公立校の吹田第一中学校です。

 

ただし吉野さんの中学時代の情報も現時点では見当たらず、学校生活の詳細なども不明です。

 

【主な卒業生】

藤田田(元日本マクドナルド社長)

 

吉野彰の学歴~出身小学校の詳細

 

 

出身小学校:大阪府 吹田市立千里第二小学校

 

 

吉野彰さんの出身小学校は、地元吹田市内の公立校の千里第二小学校です。

 

家族構成は両親と4人きょうだいの6人家族です。

 

きょうだい内では次男でした。

 

吉野さんは小学校4年生の時に科学に興味を持っていますが、担任の先生にマイケル・ファラデーの本「ロウソクの科学」を勧められたのがきっかけです。

 

その本ではロウソクの炎はなぜ黄色いのかとか、芯の構造などを学習したそうです。

 

また小学校時代は汲み取り式便所で使われていた塩酸に釘を浸したりする実験もしています。

 

以降は科学雑誌などを読んでさらに幅広い知識を身につけています。

 

当時からかなり好奇心が旺盛な少年だったとインタビューで述べています。

 

以上が吉野彰さんの学歴と学生時代のエピソードのまとめです。

 

前記のとおり2019年10月にノーベル化学賞を受賞していますが、民間企業所属の受賞者としては2002年に同賞を受賞した田中耕一さん以来2人目の快挙です。

 

 

大きな貢献をしたリチウムイオン電池はもはや現代人にとってなくてはならないものですので、その功績は計り知れないほど大きなはずです。

 

既に年齢は70代に突入していますが、後進の指導など今後のさらなる活躍にも期待が高まります。

 

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